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文化財フォーラム「世界文化遺産姫路城と漆喰壁に生きる人たち」 |
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白鷺にたとえられる世界文化遺産姫路城の白壁の美しさは、日本古来受け継がれてきた漆喰で仕上げられたもので、修理する上で欠かせない伝統的左官技法です。姫路城大天守の修理をまじかに控える今、伝統的左官技術の継承に努める「全国文化財壁技術保存会」会員の生き方や技を紹介するとともに、姫路城をはじめ文化財を保存・継承していく上で、伝統的左官技法の持つ意味や課題などを探るため、保存会と姫路市との共催で、平成18(2006)年11月22日「イーグレひめじ、あいめっせホール」を会場として開催しました。
フォーラムは、基調講演、対談、パネルディスカッション及び壁見本展示などを行いました。
基調講演は「世界文化遺産姫路城と壁技術」と題して、武内正和さん(文化庁文化財部参事官付文化財調査官)にお話いただきました。
対談は「伝統的左官に生きる」として、狩野久さん(日本城郭研究センター名誉館長)をコーディネーターに、奥井五十吉さん(保存会会長)と佐藤治男さん(保存会副会長)から、体験談など貴重なお話をしていただきました。
パネルディスカッションは「文化財の保存と漆喰壁」をテーマとし、西澤英和先生(京都大学大学院講師)をコーディネーターに、後藤佐雅夫さん(全文連事務局長)、梅川功夫さん(保存会幹事・事務局)、鷲尾和正さん(NPO法人ひょうごヘリテージ機構ひめじ代表理事)、村上裕道さん(兵庫県文化財室課長補佐)、上田耕三さん(姫路市立城郭研究室主幹)により保存の意義や課題について多方面から意見を出し合いました。
展示は、鏝などの道具や左官材料、塗壁見本、また「夏休み子供壁塗り体験会」の様子などを展示し来場者に見ていただきました。
このフォーラムの様子です。 |
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